2013年6月5日水曜日

京都 伏見の「栄春寺」と中坊進二

京都市南部の伏見区に位置する「栄春寺」は太閤秀吉ゆかりの地として毎年多くの観光客が訪れています。通称「指針庵」とも呼ばれ永禄11年(1568年)開創の曹洞宗寺院(禅宗)です。「栄春寺」の総門は伏見城(豊臣秀吉が築城)の遺構であり、本堂裏手の墓地にある二段の石垣に伏見城の「御土居」の一部が残されています。同じく秀吉が市中心部に洛中、洛外を分けるために設けた「御土居」はあまりにも有名です。 美しい庭園を通り抜け、墓地へと脚を運べばそこには城下町である伏見の街並が広がります。昔から酒造りが盛んな町並みは疎水に沿って酒蔵が点在し、中心部で育った私にとっては、また違った趣のある別の「京都」でもあります。また、犬好きな私には、ペットのための合祀墓があることはとてもありがたい存在です。 「栄春寺」への交通アクセスは大変便利で、JR奈良線 JR藤森駅、近鉄京都線 伏見駅、京阪本線 墨染駅があり、各駅から7分くらいも歩けば着きます。伏見界隈では社寺以外にも酒蔵の見学や、十石舟に乗船した疎水での伏見めぐり等、観光地としてもまた違った楽しみ方が出来ます。京都へお越しの時は是非伏見まで脚を伸ばされては如何でしょうか。

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