2014年2月13日木曜日

京都・正伝寺の旅行中坊進二日記。

中坊進二は、京都、西賀茂にある正伝寺に行きました。歴史は古く、1268年、東巌慧安が烏丸今出川に創建したのがこの寺の始まりとされ、1282年に賀茂社の社家・森経久の援助を受け、現在に至ります。庭園は、比叡山を借景に白砂の上に石ならぬ皐月の刈込で七五三を表現した枯山水です。俗に獅子の子渡しの庭とも呼ばれ、並々ならぬ美しさを醸し出しています。五山送り火「舟形」のある船山(万燈籠山、妙見山)南麓にあり、正式には吉祥山正伝護国禅寺とも呼びます。訪れる人も少なく、美しい枯山水を前に、落ち着いた雰囲気が漂います。そんな正伝寺も、かつては国を護りたいと願う一心で建てられた禅寺です。借景に比叡山の望む美しい枯山水庭が有名です。サツキ咲くころには、この京都のお庭の美しさは別格だと中坊進二は思います。このお寺にいると、聞こえてくるのは木々のざわめき、鳥のさえずり、基本的には自然の音ばかりです。この正伝寺の方丈は伏見桃山城の遺構で血天井があり、伏見城の御成殿と呼ばれていた建物を本堂としたものです。この本堂、現在は重要文化財に指定され、その東には白砂敷きの庭園が作られています。

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