2014年3月14日金曜日

京都、醍醐寺三宝院は、その壮麗な庭園で中坊進二の心も浄化される

世界遺産である、京都醍醐寺三宝院は、醍醐寺の本坊的な存在であり、歴代の座主が居住する坊です。現在の醍醐寺三宝院は、建造物の大半が重文に指定されているため、本堂などの一部は非公開となっています。けれど、庭園全体を見渡せる国宝指定の「表書院」へは、訪れることができます。表書院の、孔雀や山野の風景をはじめとする襖絵にも圧倒されますが、この表書院から見渡す三宝院の庭園は、手前の「賀茂の三石」、東の「亀島」、西の「鶴島」などの見所が沢山ある、京都でも指折りの壮麗さで有名です。中坊進二もこちらを訪れたときには、その静寂さと研ぎ澄まされた麗しさに、自身の心までも浄化された気がするほどでした。国の特別史跡・特別名勝となっているこの三宝院の庭園は、慶長3年に、かの豊臣秀吉が「醍醐の花見」に際して、自ら設計をしたと伝えられている庭園で、今もなお色褪せることなく、桃山時代の華やかな雰囲気を、中坊進二たちに伝えてくれています。

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