2013年7月5日金曜日

京都府の若狭に位置する 栄照院と中坊進二

栄照院は若狭湾に程近い京都府北部宮津市に在し、ご本尊を阿弥陀三尊像とする浄土宗のお寺です。宮津市の西部、大久保山の麓に12ケ寺が、密集しており、金屋谷・小川町と、寺町を形成しています。その多くが江戸時代初期寛永年間創建で、京極氏が宮津城を再建した時期で京極氏ゆかりの寺が多く見られます。また、火事や戦火に合わず、江戸時代の文化財が大事に温存されています。 その寺町の突き当たりにある古い山門がある佛性寺の裏手、金屋谷の大頂寺の左手にある石階段を上ると栄照院があります。この栄照院、は京極家のお殿様や奥方に関連した寺院があるなか京極家の筆頭家老 落合内蔵助の母の菩提寺として、この界隈では後から建てられ、母の院号がそのまま寺の名前になっています。 京都にあるような観光寺院ではなく、檀家さんのための祈りの寺院ですが、宝物も沢山あり、書院に公開されている蕪村作の「傘おばけ」や「板戸」、栄照院の位牌、和田屏山の掛け軸などがあります。「傘おばけ」などは私も是非見てみたいものです。 またこのお寺では本堂にいつでもクラッシック音楽が流れています。私もクラッシックをBGMにご本尊の阿弥陀様にお祈りをしてみたいです。

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